二代目ひょうきんアナウンサーとお見合い(?)したお話

1985年から86年にかけて、フジテレビの『俺たちひょうきん族』に出演していた局アナ、寺田理恵子さんのファンでした。番組の中の『ひょうきんベスト・テン』と言うコーナーで島田紳助さんと司会をしていました。まさにお嬢様と言った感じ(実際の育ちもお嬢様ですが)の彼女に、紳助さんがむちゃくちゃひどい事をしていたのを覚えています。例えば、いきなり後ろから横抱きにして、番組のセット(箱?)の中に運び込んで上からふたをしたり。懺悔のコーナーで水をぶっかけられたりもしていました。

彼女が出演する番組は事前チェックして逃さず見ていましたが、そんな中(東京ローカルですが)土曜日の昼12時から『純ちゃんのごぶサタデー』と言う芸能情報番組が始まり、高田純次さんと二人で進行役をしていました。私も毎週楽しみにしていました。しばらくして「理恵子のお見合い物語」と言う、当時独身だった寺田さんが視聴者と疑似お見合いをするコーナーが出来ました。これは!と思って私も応募したところ、なんと、番組のアシスタントディレクターの方から電話があり当選した事を知りました。うれしくてしばらく頭の中が白くなりました。

収録は1986年7月末、真夏の良く晴れた一日でした。フジテレビまで出向き、そこから番組スタッフと一緒にロケバスで日比谷公園に向かいました。真夏の日比谷公園を二人でデートすると言うシチュエーションでした。理恵子さんと二人で噴水の周りを歩きながら話をしました。「ひょうきん族は大変ですね」と聞いたら「近くやめようと思ってます」と話してくれたことを思い出します(その後、2か月くらいしたらほんとに番組を降りてしまいましたが)。当時、彼女は「ときめきロンリー・ナイト」と言うシングルを出していましたが、彼女がその曲を日比谷公園の野外音楽堂で歌い、私が一人観客として手拍子しているシーンも撮りました。ほんとに夢のような数時間でした。私がテレビに出演したただ1回の体験です。

その後、ディレクターの方にお願いしてスタジオで番組の見学をさせてもらったり、彼女が司会をする公開イベント(晴海の見本市会場でやっていた『夢工場』とか)を見に行ったり、少々「追いかけ」をしました(あまりつきまとって迷惑をかけてはいけないと自重はしているつもりでしたが)。そういう場で寺田さんとお話をする機会も何回かありました。いつも気さくに相手をしていただきました。年賀状を出すと、とても丁寧な手書きの御礼状が返って来て感激した記憶があります。

しかしほどなく、彼女はフジテレビの関連会社の社員と結婚してしまいました。まぁ、単なる一人のファンに過ぎないことは自覚してましたので、私もしばらくしてすっかり彼女の事は忘れることになりました。

思い出話は以上です。彼女もその後の人生で色々とあったようです。最近メディアであまり見かけないのですが、元気かな?と思います。