中高年からのバドミントン入門(第1回)~ルール ゲームの進行

(前回から続き)

まずは基本と言うことで、バドミントンの試合の構成をおさらいしました(このくらいはご存知の方も多いかもしれませんが)。

<種目について>

男子シングルス(MS)、女子シングルス(WS)、男子ダブルス(MD)、女子ダブルス(WD)、混合ダブルス(XD)(男女ペア)がある(括弧内は略号)。

<試合の構成について>

(以下、この記事全般はシングルス・ダブルス共通のルールです)

  1. 点数はラリーポイント制→サービス権のありなしに関わらず点が入る
  2. 3ゲーム制で、先に2ゲーム取った方が勝ち
  3. 1ゲームは21点先に取った方が勝ち。ただし20対20になった場合は2点差がつくまで続けられる
  4. ただし29対29まで行った場合は、30点目を取った時点で勝ちになる

ただ、時間の短縮のため、21点先取の1ゲーム制、または15点先取の3ゲーム制で行われることもあるようです。ただ、国際大会や国内のメジャーな大会では見たことがありませんが。

ちなみに、今、世界バドミントン連盟で11点先取の5ゲーム制(3ゲーム先に取った方が勝ち)に制度を改めようと言う動きがあるようです。国際大会でも実験的に行われ始めているとのことです。テレビ放送に乗せやすくしたり、試合をスピードアップしてよりスリリングにするのが狙いらしいですが、ゲームの前半我慢し、後半に粘り強く逆転するタイプが多い日本選手には不利だと言われています。

<エンドの交代>

  1. 1ゲームごとにエンド(=コートのどちら側か)を交代する
  2. ただし最終ゲーム(第三ゲーム)まで行った場合は、ゲーム途中どちらかが11点に達した時点でもう一度エンドを交代する。

<休憩>

  1. 各ゲームでどちらかが11点に達した時点で1分間の休憩がある
  2. 各ゲーム間には2分間の休憩がある
  3. その他プレーヤーは随時汗拭きや給水ができるが、都度審判の許可を得ることが必要。ただ、許可を求めても審判が「必要ない」と判断すれば認められない事も(単なる時間稼ぎなど)。

そういえば、今年度の全日本総合選手権の男子シングルスで双方の選手が頻繁に汗拭き・給水をしていたのですが、審判から「はい、戻って下さい!」と盛んに促されていました(あの程度では警告までは行かないようですが)。