50代の婚活?~その4 お見合いに恋愛を期待してはいけない

今回は、私がこれだけお見合いを重ねても結婚できなかった理由を考えてみました。私自身にも問題がありましたが、自身の経験や関係者から聞いた話から推測した一般論で言いますと、当時(約17~20年前)のお見合いやマッチングサービスには次の様な問題点があったのではないかと思います。

  • パートナーに求める条件の、男女間のすれ違い
  • 会員が「スペック最優先」の減点主義でパートナーを選ぶこと

 パートナーに求める条件の、男女間のすれ違い

男性会員の一般像は

「これまで女性経験があまりない」
「年が年なのでぜひにも結婚したい」
「女性はなるべく若い方がいい(40才近いのに20代の女性が希望だったりする)」

これに対し、女性会員の一般像は

「恋愛経験はそれなりにあるが、もっとスペックのいい男と知り合いたい」
「いい人がいれば結婚したいが今の自由な生活も失いたくない」
「年上の男性がいいが、2~3歳上くらいが理想で、せいぜい5歳上まで」

なので、そもそもかみ合ってません。

スペック最優先の減点主義

結婚に至るまでは何段ものハードルを越えて行かねばならないと思います。でも、恋愛だと一足飛びに勢いで何段も越えていける感じです。知り合って恋に落ち3か月で結婚する人もいます(離婚するのも早いかもしれませんが)。でも、お見合いや当時のマッチングサービスにはそれがありません。ハードルを一段一段飛び、ひっかかって転べば終わりです。よく「恋は盲目」と言いますが、それとは全く逆で、両目を見開いて相手の欠点を探し減点法で落していくような感じです。

恋愛結婚した知り合いの中でたまに、「お見合いしてもう少しマシな人を見つければよかった。。。」と言う人がいます。お見合い百戦練磨(?)の私から言わせれば、「曲がりなりにも恋愛して、相手に盲目になったから結婚できたわけで、お見合いで品定めなんかしていては今頃は私と同様(一生独身)だよ」と説教してやりたくなります(笑)。

特に女性会員の多くは、最初から年齢だの年収だの学歴だの見た目だのと言う高いハードル(=スペック)を設定し、まず初期段階で振り落として行きます。スペックがダメな男性は一段目のハードルすら越えることが出来ません。

私は どうだったのか?

他人ごとみたいな書きぶりになりましたが、何を隠そう、私自身が女性の見た目とか学歴とかスペックばかり見てしまったので失敗しているのです。あの当時もっと「身の程を知っていれば」結婚できたのだと思います。