ドイツ語学習法~独検1級合格を目指して その2

前回の記事を読み返してみると、何か画期的な学習方法を編み出したような印象を与えてしまったかも知れません。あせあせ(飛び散る汗)

しかし、学問、特に語学学習に王道はない事は、自明のことではないかと思います。

よく英語の学習で宣伝されているように「この2000語を覚えればペラペラに」「この教材を一日15分聞くだけで3ヶ月でペラペラに」「1年アメリカに留学すればペラペラに」なんて事は、ありえないです。

もっとも、そもそも「ペラペラ」と言うレベルの定義が人によって千差ありなので「身の回りのことであれば、身振り手振りも交え単語の羅列も駆使すれば、外人との意思疎通には困らない」というレベルであれば、この程度の勉強で足りるでしょう。ただ、ドイツ語に関して、私は欧州語学力評価基準で言う所のC1を目指していますので、少なくともC1以上でなければペラペラとは言いたくありません。むこうで普通に生活していれば、「中央駅へはどうやって行けますか?」「コーヒーをください。砂糖は要りません」なんて言う会話ばかりでなく、政治や社会情勢一般も話題になるでしょうから、たとえば挨拶がわりに「アメリカ大統領選挙の投票日が近づいていますね。トランプはもうだめですかね?」位の事はしゃべれるようになりたいわけです。

そう言うレベル感を前提として、まず私が感じた事を書きます。

語学習得の要(かなめ)は、効率的に(=勉強に時間をかけずに)マスターする方法を見つけることではなく、勉強を(苦なく/楽しく)継続できる方法を見つけることなのではないかと思います。語学の学習にはある程度(多く)の量を継続・反復することが必須だと思います。まずは、それを実行できる自分なりの方法を確立することが最優先課題ではないでしょうか?私が長年のスランプを克服し1段レベルアップを感じられたのも、自分なりに継続できる学習方法が確立できた事によります。

なんか「ZDや独検準1級レベルで偉そうに言うな」って批判されそうな書き方になってしまいましたが、もっと下のレベルの方でスランプの方は、自分の勉強の「量」がそもそも足りているのか見直してみてはどうかな、と思って書いてみました(自分が正にそうだったので)。

語学学習は「質より量」と言うか、まずは量をこなしてから初めて質が問題になるのだと思います。「量を減らす」方法は、考えるだけ無駄だと思います。それよりも「苦にならない」/「楽な」/「楽しい」勉強法を大いに研究すべきなのです。これが継続の力になりますので、すごく大切です!

次回以降、私がやって来た/これからやろうと思ってる勉強方法を書きたいと思います。