交通事故の思い出~夜道の自転車にライトは必須です

毎年11月23日が来ると思いだすことがあります。ちょうど20年前のその日に遭った自転車での交通事故のことです。あまりひどい事故ではないのですが、私にとってはこれまでで1回切りの体験で一種の思い出になってます。

その当時はサイクリングにはまっていました。その当時流行っていたマウンテンバイクではなく、タイヤがもっと細くて街中を走りやすいシティバイクとかクロスバイクと言われるものを買いました。もともとは体重を減らすために始めたのですがすぐに楽しくなって、休みの日には一日往復約100キロも走ったことがありました。このくらい走ると、帰った時には2キロくらい体重が落ちてますが、ものすごくお腹が空くのでたくさんたべて、結局1キロマイナス、と言う感じでした(1日1キロ痩せると言うのはすごい事だといまさらながら思いますが)。

さて、事故にあった日は、秋葉原で買い物をして、もうすっかり日の暮れた18時ごろ、自宅のある江戸川区に自転車で帰る途中でした。その時は車道を走ってました。靖国通りを秋葉原から少し東に行きJR中央線の高架に差し掛かる直前、路肩に停まっている車の右側を通り抜けようとしたとき、突然車のドアがばかっと開きました。

「あー、やっちまった」

ドアに激突し、前に投げ出されました。路面に顔から突っ込む形になりましたが、幸いなことに両手をつくことができました。顔の左側がポンと言う感じで路面にぶつかりました。しばらく路面に横たわってましたが、道路の向かい側に立っているビルが横倒しになり屋内の蛍光灯が縦に並んで見えたのは不思議な光景でした。

手首が痛かったのと顔から出血しているのは感じましたが、激突だった割には元気でした。とりあえず運転手に救急車を呼んでもらい、近くの順天堂大学医学部附属病院の緊急外来に運ばれました。

メガネが割れ破片で左目の下の皮膚を切っていました。その場で数針縫って、軽く手首の手当てをして治療は終わりました。その後すぐ警察に行き、事情聴取。18時に事故に遭ったのに23時には自宅に戻っていたのがなんか不思議でした。

運転手とは治療費とメガネ代と変形した自転車の修理代だけで示談になりました。目の下をざっくり切りましたが傷はいまでは残ってません。でも、もしちょっと位置がずれていたら失明していたかも。。。と思うと今でもぞっとします。

みなさん、自転車で夜道を走る時は必ずヘッドライトを付けてくださいね。これは自分のため(走路を明るくする)ためではなく、他の人に自分の存在を気付いてもらうためです。そして、ランプは明るいことはもちろんですが、絶対に点滅するタイプがいいです。私は点滅しないタイプのヘッドライトを付けていたために、運転手から気付かれなかったようです。特に車道を走る人は十分気を付けて!