親指シフト ~JISかな入力との比較(感想)

JISかな入力から親指シフトへ転向して3週間になりますが、今日はここまで続けてきて感じたことを書きたいと思います。万人に共通の普遍的な話ではありません。身体的特徴(指の長短とか器用さ)とか、タッチタイピング(英文とか)のマスター経験があるかどうかで感じ方は変わって来ると思いますので、あくまで私の感想です。

まず、JISかな入力と比べ、「親指と他の指との同時打鍵」はちょっとコツが必要と感じました。時々、キーボードを「打つ」と言うよりは(ピアノの和音のように)「押さえる」必要を感じます。これについては、じきに慣れてくると信じています。

キーボードについてはタッチが重いものはダメで、また軽くてもストロークが深いものは指が疲れやすく思います。ノートパソコンのキーボートのように「浅く、軽く、かつ適度に跳ね返り感のあるタッチ」が親指シフト初心者の私には合っている感じがします。

あと、今回、親指シフト配列のキーボードを奮発したのですが、JIS日本語キーボードでも親指入力は十分可能だと思いました。もっとも、「スペース」、「変換」、「無変換」キーの位置には十分注意する必要があり、買う時は絶対に、店頭で触り自分の手に合った物を選ぶべきですが。私の場合、会社で使っているJIS日本語キーボードでは「無変換」―「スペース」(左親指)―「変換」(右親指)の配置となりますが、家で使っている親指シフト配列のキーボードでは「左親指」(無変換)―「右親指」(変換)―「スペース」になります。問題は、スペース(空白)を入力する時の運指が違うことで、前者では確定後左親指、後者では右親指一列右のキーとなりちょっと戸惑います。

後退(Backspace)キーが右上の角ではなく右手小指のホームポジションの一つ右にあるのも、最初は「なんだかな~」という感想でしたが、これはこれで慣れて来るととても便利です。特に、今の様に打ち間違いが多い状態では、最小限の指の動きで一字消せるのはとても助かります。訂正する時、以前は右手小指を「ポン」と右上角にジャンプさせる感じだったのですが、今は「スッ」と一つ真横にずらす運指に慣れてしまいました。