入門40年目のオーディオ初心者!~その2 「それなりにいい音」を求めて(2/3)

(その1より)

大学入学と共に上京、賃貸アパートの4畳半の狭い部屋の中にリスニング環境を作りました。LPプレーヤーにはパイオニアのPL-470を購入、アンプはラックスキットの入門クラスのプリメインアンプA807(ヘッドフォン出力あり)にし、電子工作も楽しみました。ただ、和室のため防音が良くなく、また直下に大家さんが住んでいるという環境では大きな音を出すわけには行かずヘッドフォンを愛用することになり、プロ用の製品を供給していることで定評のあるエレガの製品を購入しました(型番は覚えていません)。

中学卒業時に買ってもらったラジカセ(ZILBAP)も東京に持って行きましたが、音質的に最上位でしかも実家に帰省する時も聞けるよう本格的なポータブルカセットデッキが欲しくなり、大学1年の夏休みのバイト代でSONYのTC-D5Mというカセットデッキを購入しました。LPレコードをこのデッキでメタルテープに録音して聞くのかお決まりになりました。

しばらくしてプリアンプやFMチューナーもラックスキットで組みました(A502A503)。当時のキットは(ディスクリート構成というのでしょうか)ICやLSI がほとんどなく、組み立て済みの基板もなく、トランジスタや抵抗、コンデンサなどの部品を一個一個プリント基板に差してはんだ付けしていきます。なかなか作りがいがあるキットでした。

大学2年生の頃、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」など長大な楽劇(いわばオペラ)の何枚組にもなっているLPを少しずつ買い集め、聞き始めました。また、当時はFM放送でバイロイト音楽祭(専らワーグナーの楽劇を上演するためにドイツのバイロイトで毎夏開催される音楽祭)の中継があったのですが、これをカセットテープに録音していました。そのうち、貴重な音楽ソースなので最高の音質で録音したいと思い、色々調べるうちに、当時販売されていたPCMプロセッサと言う、「オーディオ信号をPCMデータに変換し家庭用のビデオデッキで記録できる映像データとして出力する」機器の事を知りました。都内にある映像機器レンタル店の貸し出し対象機器の中にあったので、数日借りてうちのビデオデッキでVHSテープに記録してみました。確かテクニクスのSV-100という製品だったかと思います。10万円以上する高価な機器ですし、なぜか再生すると音が途切れ途切れになり安定しなかったので結局買いませんでしたが。