親指シフターのためのキーボード選び~変換キーの位置が重要!

親指シフト入力愛好者の間では「B割れ」キーボードと言う隠語(?)があるようで、JISキーボードで代用する場合の理想とされているようです。「B割れ」とは、BとNの間の真下くらいに変換キーがあることを言います。これだと、ホームポジションに指を置いたときに、右手の親指が自然に(=意識して内側に曲げなくても)変換キーの上に来ます。親指シフト配列の純正(?)キーポードでは、この位置にちょうど「右親指」と言うキーがあり、親指シフト入力エミュレータソフトで、「右親指」キーを「変換」キーに割り当てれば同じ指の動きが可能になるわけです(ちなみに「左親指」キーは「スペース」キーに割り当てます)。

と言うわけで、「B割れ」キーボードを探してみたのですが発見できなかったので、家では富士通製の親指シフトキーボードを使用しています。ただし、「B割れ」でなくても、変換キーの位置がある程度左寄りにあればJISキーボードで親指シフト入力は十分可能だと気付きました。今私が会社で使っているエレコムのキーボードは、変換キーの左端がNの右端にちょっとかかるくらいの位置ですが、これで十分快適に入力できてます。

ちなみに、私の指(男にしてはちょっと短め)では変換キーの位置は、最低Mの直下よりも少しでも左にないとダメです。それよりも右だと、例えば「よ」が打ちづらくなります(右親指で変換キーを押さえながら右人差し指を左斜め上に伸ばしYを打つ動作)。

ノートパソコンだと、東芝のダイナブックでテンキーのついた最近のモデルは(2.5キロくらいあって重いですが)、変換キーがNの真下にありかなり理想的です。また、LenovoのPCも変換キーが左寄りにある機種が多い様な気がします。

また、変換キーの位置だけでなく、親指シフトの場合はキータッチも非常に重要です。ローマ字入力やJISかな入力だと(たまにシフトはありますが)基本的に「打つ」と言う動作だけですが、親指シフト入力だと「押さえながら」と言う動作が非常に多いため、キータッチが自分に合わないと非常に疲れます。

これから親指シフト入力を始める方は、キーボードを選ぶとき、変換キーの位置とキータッチについて絶対に店頭で実機を試してみてから購入した方がいいです。

最後に追記ですが。。。右親指を「スペース」に、左親指を「無変換」に置く方法もあると思います。スペースキーが左寄りにある機種だとこの方法も可能になるのかもしれませんが、これは試したことがありませんので、何も書けません。。。