消防設備点検を機会に改めて防災を考える~防災公園の確認など

うちのマンションでは年に二回消防設備の定期点検があり、各居室にまで立ち入って火災報知機の動作確認やら消火器の設置状況やら一つ下の階に非難する梯子の伸展テストなどが行われます。今日の午後その点検があり全てOKでしたが、この機会に防災について考えてみました。ちなみに以前にも少し防災に関することを書きました

私が住むマンションは、14階建てで191世帯が住む耐震構造の比較的大きな建物です。運河沿いにあって近くに建物がなく、前には片側三車線ある広い道路が走っています。なので近隣の火災が延焼して来る可能性は低いと思います。そのため、前回は災害後も家にとどまって生活することを前提に、何をどのくらい備蓄しておくかをメインに考えました。

ちなみに家庭内避難家庭外避難という言葉があって、前者は、災害発生後に備蓄品を消費しながら自宅で生活を続けることです。これに対して後者は、自宅が半壊とか倒壊とかで使えなくなるケースで生活に最低限必要なものだけを持ち出して最寄りの避難所に避難することです。今回は家庭外避難を強いられた場合のこともちょっと考えてみました

耐震構造のマンションだと倒壊までは考えにくい(もし倒壊したら即死?)ですが、一戸建ての場合は倒壊・半壊はあり得るかと思います。また火災が発生したり迫って来ることもあり得ます。そうなると普段家の中に備蓄しているものをかき集めることは不可能なので、平時から「非常用持ち出し袋」を準備しておくことが迅速な避難のためにはとても重要になります。また、倒壊した建物のがれきの上を歩くことになるので、けがをしないよう底の厚い靴を持っておいた方がよさそうです。

あと、非常に大事なのが、最寄りの防災公園の位置を確かめておことです。防災公園は(もちろん災害時に避難場所となる公園ですが)生活用水の給水施設や、災害対応トイレ、かまどベンチ(普段はベンチだが非常時にかまどとして使用できるもの)などの施設があり、災害救援活動の拠点になります。家庭内避難を前提とする場合でも、防災公園は給水ポイントになるため、場所を確認しておいた方がいいと思います。ちなみに私の場合、最寄りの防災公園は木場公園でした。

非常時に最低限何を持ち出すかについてはいろいろなサイトに情報があります。あの有名な「東京防災」にも非常に有益な情報があるので参考にしてください。大切なことは、最低限必要な物といっても個人ごとに違うので一般的な情報をベースに自分で考えることです。持病のある方など、常用している薬の持ち出しを忘れると命の危険にさらされることもありますので。