上級救命講習を受けました。若いパパ・ママは受講必須!

今日は有給休暇を取得し、自宅から歩いて3分の大井消防署で上級救命講習を受けました。

「救命講習」とは、おおざっぱに言うと、心肺停止状態になって倒れている人に救急隊が到着するまでの間に施す、救命率を上げるための措置(AED、心臓マッサージ、人工呼吸など)を学ぶものです。受講の動機としては「何か人の役にたちたい」という思いと、それとは別に「どんなことするの?」という単純な興味もありました。

東京都で実施されている救命講習には3時間の「普通救命講習」と8時間の「上級救命講習」があります。上級講習は普通講習を飛ばしていきなり受けることも可能です。普通救命講習は成人の心肺蘇生、AEDの使用方法、窒息の手当、止血の方法について、上級救命講習はそれらに加えて小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法を学びます。

事前にインターネットで該当の消防署に申し込みをしておき、当日消防署の受付で受講料2,600円を払います。生徒は三十数人。20代~30代の若い人が多かったですが40代~50代の方も5人いました。うち女性は10人くらいでした。

講習は9時からスタート。講師は東京防災緊急協会の60代の講師3人(おそらく救急隊員OBでしょう)。午前中は心肺蘇生実習、AEDの使い方実習、実技テストなどでした。実習では「だいじょうぶですか!」「そこの方、AEDを探してきてください!」「そこの方、救急車を呼んでください!」など大声を出さねばなりません。また心臓マッサージを5分続けるにも相当な体力が必要です。年配の方にはつらい講習のように思えました。

12時から1時間の昼休みをはさみ、午後は13時から17時くらいまで。午後の前半は小児・幼児の救命実習でした。体が小さいため、人工呼吸や心臓マッサージのやり方について大人と違う部分を意識しながら実習します。そのあと、三角巾の使い方やけが人の搬送法などを学びました。最後に20問の簡単な筆記試験があり(満点!)無事合格、東京消防庁消防総監の技能認定証をいただきました。3年間有効です。

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何かの資格というわけではなく「一定のレベルの技能がある」ことを証するだけのものですが、いざと言う時に勇気を出して救命行動に移るためのモチベションになればいいな、と思います。

救命講習、中でも上級救命講習は小児・乳児の心肺蘇生や窒息の手当ての実技が学べるので、小さなお子さんがいる若いパパ・ママにはぜひ一度、受講をおすすめします!