小学生の頃は、修学旅行に「さくらパック」という小型のカメラを持って行きました(兄のお下がりでした)。フィルムはプラスチック製の箱型をしていて、それをカメラにカチャッとはめるだけで装填終りでした。24枚撮りで、写し終って写真屋に現像を頼むと5cm四方位の小さなプリントになって返って来ました。フラッシュは別売りで、キューブ型をしていて四つの側面に電球のような物が入っていました。電球は1回発光すると潰れてしまうので、一つのキューブで4回しか発光できなかったことを覚えています。
私の父も若いころはそれなりにカメラが趣味だったようですが、50歳の頃(私は中学生)はオリンパスのOM-1という本格的な一眼レフカメラを持っていました。ただ、交換レンズは50mmの標準レンズしか持っていなかったように思います。このカメラで親からたくさん写真を撮ってもらいました。
私自身は大学に入学するとカメラからは疎遠になってしまいました。性格がひねくれていたせいか(?)「写真で思い出を残す」なんて「ふん‼」と思っていました。思春期の頃は親が撮ってくれた写真があるのですが、大学、大学院時代は自分で写真をとる習慣が全くなく、写真はほとんど残っていません(今は当時の写真がない事を後悔しています)。
就職してからもしばらくはカメラを持ってませんでしたが、入社三~四年して初めて「ビッグコニカ」というコンパクトカメラを買いました。年齢とともに「記録を残しておきたい」という気持ちが少しずつ出てきたのでしょうか?。それ以来、旅行に行った時は人並みに写真を撮るようになりました。まだ「写真やカメラが趣味」と言う感じはありませんでしたが。
1997年にContax TVSというコンパクトカメラを買ったのがカメラ趣味の始まりとなりました。ボディはチタン製で高級感があり所有欲を満たしてくれるものでした。当時はサイクリングも趣味だったのですが、このカメラを持ち出して、都内の色々な所を自転車で走りながら写真を撮りました。