NTTドコモのお便りフォトパネルと母の「見守りサービス」

私は東京に住んでいますが、山口県下関市で一人暮らしをしている母親の状況把握のために、NTTドコモの「お便りフォトパネル」を利用しています。母は6年前、自宅にいる時に肺塞栓で突然倒れました。兄から翌日「入院した」という連絡があるまで全然気が付かなかったのがショックでした。2週間ほどで退院できましたが、入院中に誕生日のプレゼントとしてこの製品を選び、贈りました。

これは携帯電話の回線を使って画像を送信できるフォトパネルです。基本は自分で画像を用意し、PCやスマホからドコモのサイトにアクセスしてアップロードします。短いメッセージも付けられます。端末へは即時送信するか、または送信予約(日時指定による送信)するか選べます。ドコモのフォト配信サービス(追加料金不要)を利用すれば、毎日、ドコモから自動で画像が送信されます(ただ、なぜか火曜・金曜はサービスはないので、自分で画像を用意するか、過去に送った画像の再送信をしています)。

フォトパネル側では、画像が届くと右端のボタンが点滅して知らせます。母親がボタンを押すと画像が表示されます(開封したことになります)。私の方は、ドコモのサイトにアクセスすれば画像が開封されたかどうか分かります(開封された時に指定のメールアドレスに通知する設定にすれば、アプリを開かなくて良いのでさらに便利です)。母には毎朝、ボタンを押してもらっています。何か事故があって未開封の状況が続けば分かる仕掛けです。もちろん、スライドショーなど通常のフォトパネルの機能も持っていて、インテリアとしても楽しめます。

ほんとは現在の会社を辞めて下関にUターンして実家に一緒に住んであげるのが一番の親孝行、でなければ母親を東京に呼んで一緒に住んであげるのが二番目の親孝行なのですが、諸事情でなかなかそういうわけにも行かず。。。フォトパネルを贈ったのは親孝行と言うよりは、私自身が安心するためで、自己満足です。

「見守りサービス」も、今は色々なものが提供されていますが、高齢の母親にこれ以上新しい事を覚えさせるわけにもいかないので、このままフォトパネルを使い続けようと思います(ちなみにドコモの製品も今は、動画も再生できる新しいタイプの端末があります)。新しい見守りサービスは「自分の番」になったら検討しようと思います。その前に、見守ってくれる人を探す必要がありそうですが(笑)。