子供のころ怖かったこと~死ぬまでに克服したい! その2

さて、その1からの続きですが…

 ブランコ → いまだに怖い
保育園のころ、船のような形で5~6人が乗れるブランコ(遊園地のパイレーツのような感じ)があり、それに無理やり乗せられたのがトラウマになってます。高い所やスピードよりも、加速度と重力が「ず~ん、ず~ん」と体にかかるのが怖いのです。ジェットコースターは一瞬なのでまだましですが、反復しながらある程度長い時間続くものはとても怖いです。遊園地の乗り物はほとんど、今でも怖くて乗れません。これをどう克服するか…

 病院 → 克服しつつある
子供はみな(大人もたいてい)病院を怖がりますが、私も、風邪をひいたり下痢をするたび母親が近くの病院に連れて行くのがいやでした。先生の青白い顔を見るだけで「どんな恐ろしい検査をされるのか」とびくびくしました(今考えるととても優しい先生だったのに)。でも「あとは注射して終わり」と分かった時点でほっとしていました(注射は不思議とそんなに怖くありません)。今では、「要再検査」でもないのに胃や大腸の内視鏡検査や脳ドック、心臓ドックを積極的に体験したことで、医者に行くのもそれほど怖くなくなりました。

 死ぬこと → 年取るにつれてどんどん怖くなる。どうしたらよいのでしょう?
子供のころテレビで「君は海を見たか?」という名のドラマを見た記憶があります。筋は詳しく覚えていないのですが、主人公(サラリーマン?)の一人息子は腎臓にガンが出来ていて、最後は「お父さん、赤いおしっこが出たよー!」みたいなことを言ってしばらくの後、死んでしまいます。それを見たとき「自分もそのうちそんな病気にかかって死んでしまうのではないか」と、とても怖かった覚えがあります。

その後青春真っただ中に突入すると元気いっぱい、死ぬことなんて考えもせず人生を謳歌するわけです。30代まではそうでした。40代に入ると少しずつ「人生すでに下りつつあるな」と言う感覚が芽生えていたのですが、(その1で書いたように)50才になったとたん、また死ぬことがとても怖くなりました。

ちなみに、哲学とは「自身の存在とは何か?」裏返すと「死とは何か?」を考える学問だと聞いたことがあります。恐怖心を克服するため、これから少し哲学の本を読んでみようかなと思っています。

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