２０００年代も後半になるとあまり音楽を聞かなくなりました。ジョギングや筋トレを始めたり、語学（ドイツ語・イタリア語）の勉強をしたりと他にやることが増え、音楽鑑賞に割ける時間があまりなくなりました。ただ、この時期、父親の病状が悪化したため頻繁に実家に帰っていましたが、新幹線の車中で音楽を聞くために小型軽量の音楽プレーヤーを買いました。
それはビクターのAlneo XA-V40です（あまりにも気に入ったので色違いで4台も揃えました）。
すごく小さく軽いです。大きさは44.0mm×89.3mm×9.9mm（突起部含まず）、重さは46gしかありません。その割に音質はよく、スタジオセッティングモードをONにすればクラシック音楽の鑑賞にも使えます（バッテリーの持ちは悪くなるようですが）。外出先でたまにしか音楽を聞かない私には、これとEtymotic ResearchのER-4Sがあれば十分だと考えました。
小型軽量であること、音がいいことに加え、この機種が非常に優れているのは、本体に音楽データを転送するのに機種専用のケーブルもソフトも要らない事です。Windows Media Playerか何かで音楽をCDなどから取り込んでおけば、あとはXA-V40を市販のUSBケーブルでPCにつなぎ、エクスプローラーで音楽ファイルを本体にコピーすれば終わりです。USBケーブル一本でＰＣにつなぐだけでデータの転送も充電もできるので非常に便利です。
唯一のメジャーな欠点として、ディスプレィの表面がとても傷つきやすいことがあります。メーカーもそれを意識してか、あらかじめ保護シートが附属しています。これを貼らないで２～３回外に持ち出したら、４台ともあっという間に傷がついてしまいました（デジタルカメラの液晶には購入と同時に千円以上する保護シートを買って貼る、まめな私なのですが。。。）。
現在でも新幹線の中ではこれで音楽を聞いています。またデータ転送が簡単なので様々な用途に気軽に使えます。私は語学CD の会話データを転送して繰り返し聞いています。ボタン操作も直感で理解できるもので、分かりやすいと思います。
2008年の製品でもう販売されていません（オークションなどで購入できるのでしょうか？）が、これからも末永く愛用するつもりです。