大学時代に4年、社会人になってからも(途中長いブランクはありましたが)ドイツ語の勉強をしています。この場で何回かに分けて、私のドイツ語学習方法に関して書きたいと思います。
書いてみようと思ったきっかけの一つは、始めて3年目以降は何年やってもずっと同じレベルで足踏みしていたのが、勉強法を変えて2年ほど「じっと修行」し、久々に「試合に出て」みたら、1~1.5レベルくらい「突き抜けた」という快感があったので、自分の勉強法をちょっとばかりご紹介したくなったからです。ちなみに2011年にZD(Zertifikat Deutch)と独検準一級に受かりました。独検の一次試験は100点換算で84点、ZDは300点満点で298.5点なので、まあいい成績かなと。。。
もう一つのきっかけ(こちらがメイン)は、独検準1級合格後もう5年間、また全く進歩が感じられない状態なので、これからC1レベルを目指すにあたりどんな勉強をしていけばいいのか、C1~C2レベルの方に意見を伺いたく思ったからです。
学習法を書く前に、まず、現在の自分がどういうレベルなのか、恥をしのんで赤裸々に書きます。
(話す)
「身の回りレベル」の事柄7割は、ほぼ正確な表現で言える。あとの3割はちょっと妙なドイツ語ではあるが、ドイツ人との意思疎通には全く困らない。ただ一歩踏み込んで色々な話題についてドイツ人と語ろうとすると、既に一言目からどう表現したら良いのか分からず、しばし絶句することも多い。ちなみに発音を直されることは全くない。
(読む)
ドイツ語学校のB2レベルのテキスト(em neu 2008 Brückenkurs)は辞書を使わずに90~100パーセント分かる。Deutsche Welleのホームページの記事の7割くらいは辞書を使わずに70~90パーセント理解できる(あとの3割の記事はかろうじて大意がつかめる程度)。A4 1ページ読むのに5分くらい。苦しんで精読するのではなく、流し読みを楽しめるようになった。ただ文学的な文章はまだ苦手。独独辞典が使えるようになった。意味と用法は独独で調べ、独和で訳語を確認する方法が確立した。
(聞く)
ドイツ語学校のドイツ人の先生の言う事はほぼ100パーセント理解できるのに、教材のナチュラルスピードのドイツ語、映画のドイツ語は20~40パーセントくらいしか聞き取れない。ひどい場合は何言ってるか全く分からない(若者のたわいのない日常会話など)。
(書く)
「話す」よりは上のレベル。ドイツ人の先生に添削してもらうと、「身の回りレベル」の事項だと訂正されることはあまりない。さらに一歩踏み込んで色々な話題について(間違いはあるが)何とか文章を作れる。ドイツ人の女性と3ヶ月間ドイツ語でメールのやりとりをしたら、辞書を使わないでも向こうのメールは全部理解できるし、こちらの書いたものも「全部意味が分かるよ」と言われた(添削はしてくれなかったけど。。。)
次回から、私の勉強方法について書きます。Fortsetzung folgt…
「ドイツ語学習法~独検1級合格を目指して その1」への1件のフィードバック