PHPの勉強を始めました~自宅サーバからレンタルサーバへ移行予定

5年ほど前にドイツ語の単語・例文暗記のためのシステムを自作し、インターネット経由でいつでもどこでも(会社でもこっそり…)ドイツ語の勉強に励んでいます。自宅に置いたパソコンにWebサーバとしてWindows Server 2008を導入、プログラムはASP.Netで組み、データベースにはSQL Server Expressを使ってます。外部からの接続のため、インターネットプロバイダーからグローバルIPも取得しています。こんな大げさな構成にした理由は、単に「一度自宅にサーバを置いてみたかった」という興味だけです。OSにLinuxじゃなくWindows Serverを選んだ理由は、Windows ServerだとUNIXを勉強する必要がなく簡単に使えるような気がしたためです。

ASP.Netについては「htmlやWebの難しい知識がなくても、ビジュアルかつ簡単にWebアプリケーションが組める」ものだと勝手に思い込んでました。私は、クライアント・サーバシステム全盛の時代(1990年代)にソフトウェア開発会社に入社・プログラミングを習得しましたが、インターネットが爆発的に普及し出した1990年代後半にはマネージャに昇格し、プログラミングからは縁遠くなっていました。そのため、Windows APIやC言語の知識はあってもWeb開発を知らない古い人間です(htmlの知識すらありません)。ASP.Netを「C言語でのWindows APIネイティブコーディングに対するVisual Basic」のようなイメージでとらえていました。

ただ、今考え直すと、ASP.Netは思ったほど簡単ではありませんでした。ASP.Net独自の妙な(?)お作法を覚えるのが結構大変で、ソースにはわけのわからないコードが多量に自動生成されているのもあまり好きではありません。大規模なシステム開発の場合には開発効率や動作スピードの点で優れているのでしょうが、自分用の、画面も単純な小規模システム開発に使う意味は無いように思います。ちなみに今ではASP.Netはもうほとんど忘れてしまい、システムを改修するにはまた一から勉強する必要があります。

また、個人が興味本位で自宅にWindowsサーバを置くと悪いことだらけです(もちろん、個人でもビジネスで使用する場合は、話は別です)。例えば、サーバ製品のサポート期間が終了するたびに新たに10万近いサーバソフトウェアを購入しなければならないとか、ハードが壊れたら買い替えなければならないとか…そもそも、はじめからレンタルサーバ上に実装すれば十分だったのです。

今回のWindows10関連のごたごた(強制インストール問題とか)もWindows製品を使い続けていくことのリスクを考えるきっかけとなり、この「ドイツ語学習システム」を、もっと長続きする汎用的な環境で動かしたいと思うようになりました。

そんな経緯で、レンタルサーバを借りてPHPとMySQLで動作するようシステムを作り替えることにしました。1週間前にPHPの本を買って、今勉強をしています。